大学受験の現代文に苦手意識を持っている受験生は多いですが、正しい教材を正しい方法で使えば、現代文は確実に伸びる科目です。
その中でも、現代文の基礎を固める教材として定番なのが
『新・現代文レベル別問題集1 超基礎編(ナガセ)』です。
この記事では、東大卒で家庭教師として多くの受験生を指導してきた経験から
- 『新・現代文レベル別問題集1』の特徴
- おすすめの使い方
- メリット・デメリット
- 向いている受験生
を大学受験生向けに分かりやすく解説します。

Contents
新・現代文レベル別問題集1とは?
『新・現代文レベル別問題集1 超基礎編』は、東進ブックス(ナガセ)から出版されている現代文の基礎問題集です。
現代文の参考書として有名な「レベル別問題集シリーズ」の中で、最もやさしいレベルに位置しています。
主な特徴は次の通りです。
- 現代文が苦手な人向けの超基礎レベル
- 入試問題をベースにした実践形式
- 丁寧な解説
- 現代文の読み方・解き方が学べる
つまり、「現代文が全くできない状態」からでも始められる問題集です。

この参考書が向いている人
次のような受験生には特におすすめです。
① 現代文が苦手な人
- 模試で現代文の点数が安定しない
- 文章を読んでも意味が分からない
- 記述問題が書けない
このような人は、いきなり難しい問題集をやるより基礎から始めることが重要です。
② 現代文の勉強方法が分からない人
現代文は「センス」と思われがちですが、実際には
- 論理的な読み方
- 設問の解き方
があります。
この問題集はそれらを学ぶ入門教材として非常に優れています。
③ 高1・高2の受験準備
難易度が低めなので、高校1〜2年生の受験対策のスタートとしてもおすすめです。

新・現代文レベル別問題集1のメリット
ここでは、この参考書の良い点を解説します。
① 現代文の「読み方」を学べる
多くの問題集は解説が答え中心ですが、この本は違います。
解説では
- 文章の構造
- 筆者の主張
- 接続語の役割
などが丁寧に説明されています。
つまり、「なぜその答えになるのか」を理解できるのが大きなメリットです。
② 難易度がちょうどいい
この本の最大の魅力は難易度の低さです。
現代文が苦手な受験生にとって、難しい問題は
- 何を間違えたのか分からない
- 解説を読んでも理解できない
という状態になりがちです。
しかしこの問題集は
- 問題がシンプル
- 文章も比較的読みやすい
ため、現代文の基礎力を着実に身につけることができます。
③ 問題数がちょうどいい
問題数はそれほど多くありません。
そのため
- 1週間〜2週間
- 遅くても1ヶ月
程度で1周できます。
受験勉強では、1冊を完璧にすることが非常に重要なので、このボリュームはちょうど良いと言えます。

新・現代文レベル別問題集1のデメリット
良い教材ですが、注意点もあります。
① これだけでは入試レベルに届かない
この問題集は超基礎レベルです。
そのため
- MARCH
- 早慶
- 国公立
などの入試レベルには、これだけでは足りません。
この本が終わったら
- レベル2
- 別の問題集
に進む必要があります。
② 記述対策は弱め
記述問題はありますが、本格的な記述対策には少し物足りないです。
特に
- 国公立志望
- 記述が多い大学
の場合は、別途対策が必要になります。

効果的な使い方(最重要)
この問題集は、使い方によって効果が大きく変わります。
家庭教師として多くの受験生を見てきましたが、次の方法が最も効果的です。
Step1 まず自力で解く
最初は普通に問題を解きます。
ポイントは
- 制限時間を意識する
- 本文に線を引く
ことです。
現代文は読みながら考える習慣が重要です。
Step2 解説をじっくり読む
答え合わせをしたら、必ず解説を読み込みます。
特に重要なのは
- なぜその選択肢が正解か
- なぜ他の選択肢が間違いか
です。
ここを理解することで、現代文の解き方が身につきます。
Step3 本文をもう一度読む
解説を読んだ後に、本文をもう一度読みましょう。
すると
- 筆者の主張
- 論理の流れ
が最初よりも理解できるはずです。
この作業が読解力を大きく伸ばします。
Step4 2周する
できれば2周するのがおすすめです。
1周目
→ 解き方を理解する
2周目
→ 読み方を定着させる
この方法で、現代文の基礎がかなり安定します。
勉強スケジュール例
おすすめの進め方は次の通りです。
1日1題ペース
例:
1日目 問題1
2日目 問題2
3日目 問題3
このペースなら2週間程度で1周できます。
復習を含めても1ヶ月以内に終わらせるのが理想です。
次にやるべき参考書
この本が終わったら、次は
- 『新・現代文レベル別問題集2』
- 『現代文読解力の開発講座』
- 入試問題集
などに進むと良いです。
重要なのは、少しずつレベルを上げることです。

まとめ
『新・現代文レベル別問題集1 超基礎編』は、現代文が苦手な受験生にとって非常に優秀な入門問題集です。
特に次のような人におすすめです。
- 現代文が苦手
- 勉強方法が分からない
- 基礎からやり直したい
メリットをまとめると
- 現代文の読み方が学べる
- 難易度がちょうどいい
- 基礎固めに最適
一方で
- 入試レベルにはこれだけでは不足
- 記述対策は弱め
という点もあります。
しかし、現代文の土台を作る教材としては非常に優秀です。
もし現代文に苦手意識があるなら、まずはこの1冊をしっかり仕上げることをおすすめします。