大学受験で数学Ⅲ・Cに苦戦している皆さんへ。 東大卒でこれまで多くの受験生を家庭教師として合格に導いてきた私が、「初めから始める数学Ⅲ・C」シリーズ(Part1改訂3およびPart2改訂1)を、結論からお伝えします。
結論:数学の偏差値が40前後で「数学Ⅲ・Cが全く理解できない」「授業についていけない」と感じている理系受験生にとって、この2冊は最強の入門書です。
講義形式の親切な解説で基礎から丁寧に築き上げ、数学アレルギーを克服しながら確実に理解を深められます。ただし、入試の標準レベル以上を目指すなら、この後に問題集を必ず組み合わせる必要があります。
新課程対応の最新版で、Part1はベクトル・複素数平面・式と曲線・関数・数列の極限を、Part2は関数の極限・微分法とその応用・積分法とその応用をカバー。マセマ出版社らしい「語り口調」のわかりやすい説明が、数学が苦手な受験生の心を掴みます。

Contents
「初めから始める数学Ⅲ・C」とは?基本情報
出版社:マセマ出版社
著者:馬場敬之/高杉豊(Part1)、馬場敬之(Part2)
対象:偏差値40前後の数学苦手な理系受験生
形式:講義形式の参考書(問題集要素も含む)
Part1改訂3:ベクトル、複素数平面、式と曲線、関数、数列の極限など
Part2改訂1:関数の極限、微分法・応用、積分法・応用など
特徴:高1・高2レベルの数学から振り返りながら、数学Ⅲ・Cの基礎を親切に解説。練習問題も適度に収録。
このシリーズは「スバラシク面白いと評判」との声が多く、語り口調で「なぜそうなるのか」を丁寧に説明するのが強みです。教科書では省略されがちな途中計算や考え方も省かず、理解を深めやすい設計となっています。

メリットとデメリットを正直に解説
メリット
- 圧倒的なわかりやすさ 偏差値40前後でも挫折しにくい講義形式。数学アレルギーの受験生が「ようやく理解できた」と実感できる丁寧な解説が最大の魅力です。私の指導生でも、この本で数学Ⅲ・Cの苦手意識を大幅に軽減できました。
- 基礎からの丁寧な積み上げ 高1・高2の内容に遡って説明するため、抜け落ちた基礎を自然に埋められます。公式の導出や考え方のプロセスが明確で、ただ暗記するのではなく「納得して進む」ことができます。
- 自学自習に最適 語り口調で一人でも読み進めやすい。学校の授業が速くてついていけない人や、独学で数学Ⅲ・Cを始めたい人に強くおすすめします。
- 改訂版の信頼性 Part1改訂3、Part2改訂1は新課程に完全対応。練習問題の追加など、使いやすさがさらに向上しています。

デメリット
- 演習量が少ない 講義形式が中心のため、問題演習のボリュームは控えめ。基礎理解には最適ですが、入試実戦力をつけるには別の問題集が必須です。
- 上位層には物足りない 偏差値55以上で標準問題が解ける人には易しすぎる可能性があります。最難関大(東大・京大など)志望者は早めに次のステップへ移行を。
- 完璧にするには時間がかかる 1冊ずつ丁寧に進めるため、Part1+Part2でかなりの時間を要します。時間がない高3生は優先順位をよく考える必要があります。
総評:数学が本当に苦手で「まずは理解すること」を最優先にしたい受験生には最高の1冊です。私の家庭教師経験上、このシリーズで基礎を固めた生徒は、その後の問題集で飛躍的に成績を伸ばしています。ただし、「これだけで入試を戦う」のは危険。基礎固め専用として位置づけましょう。

東大卒家庭教師が教える効果的な使い方(ステップ完全版)
この2冊はPart1を先に完了させてからPart2へ進むのが鉄則です。目安期間は高2冬〜高3春でPart1+Part2(合計100〜150時間程度)。焦らず1日1〜2セクションを目安に。
Step1:Part1で土台を固める(ベクトル・複素数平面など)
- 1セクション(1day)ごとに読み進める。
- 解説を読みながらノートに重要公式と導出過程を自分で書いてみる。
- 練習問題は「理解できたか確認」として解く。間違えたらすぐに解説に戻る。
- 私の指導では「声に出して読む」ことを推奨。語り口調が活き、記憶に残りやすいです。
Step2:Part2で微積分をマスター(極限・微分・積分)
- Part1の理解を確認してから進む。関数や極限のつながりを意識。
- 微分法・積分法の応用問題では、グラフや物理的意味も想像しながら読む。
- 各章末の練習問題をすべて解き、解答プロセスを自力で再現できるまで繰り返す。
Step3:復習と定着
- 1周終わったら苦手セクションだけピックアップして2周目。
- ノートに「自分なりのまとめ」を作成(例:微分の意味、積分の応用パターン)。
- 並行して簡単な問題集(基礎問題精講など)で演習を少しずつ入れる。
使い方のポイント(実践で効果大) ・わからないところは絶対に飛ばさない。前のセクションに戻って復習。 ・計算ミスが多い人は、途中計算を丁寧に書く習慣を。 ・高2生は予習として、高3生は苦手克服として活用。
これを守れば、数学Ⅲ・Cの「理解」が確実に深まります。私の生徒たちはこの流れで偏差値が10〜15アップしたケースが少なくありません。

他の数学Ⅲ・C参考書との比較表
以下の表で、初心者向けの本書と他の人気参考書を比較しました。視覚的に選びやすいはずです。
| 書籍名 | 難易度 | 形式 | 主な対象 | 演習量 | おすすめタイミング | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 初めから始める数学Ⅲ・C Part1&Part2 | 入門〜基礎 | 講義形式 | 偏差値40前後・数学苦手 | 少なめ | 高2冬〜高3春 | 基礎から丁寧に理解したい人 |
| 数学Ⅲ・C 基礎問題精講 | 基礎〜標準 | 問題精講 | 共通テスト〜MARCHレベル | 標準 | 高3春〜夏 | 典型問題を固めたい人 |
| 標準問題精講 数学Ⅲ | 標準〜やや発展 | 問題精講 | 国公立大・難関私大 | 標準 | 高3夏以降 | 入試標準レベルを目指す人 |
| プラチカ 数学Ⅲ・C | 標準〜発展 | 問題集 | 難関国公立・医学部 | 多め | 高3秋以降 | 応用力・思考力を鍛えたい人 |
| 1対1対応の演習 数学Ⅲ | 標準〜上級 | 1対1講義+演習 | 難関大志望 | 標準 | 基礎固め後 | 個別指導風に深く学びたい人 |
選び方の目安:まずは本シリーズで基礎を固め、次に基礎問題精講で典型問題を練習。その後、志望校レベルに応じて標準問題精講やプラチカへ進むのが理想ルートです。

こんな大学受験生に強くおすすめ
- 数学Ⅲ・Cの授業が全く理解できない
- 偏差値40〜50で基礎からやり直したい理系生
- 自学自習で数学を克服したい人
- 高2で数学Ⅲ・Cを先取りしたい人
- 東大卒家庭教師が推奨する「理解重視」のアプローチを求める人
逆に、すでに標準問題が解ける人や時間的に余裕がない人は、他の問題集を優先してください。

FAQs(よくある質問)
Q1. 初心者でも本当に使えますか? A. はい。偏差値40前後から設計されているので、数学が苦手な人でも進めやすいです。ただし、毎日コツコツ進める忍耐力が必要です。
Q2. Part1とPart2はどちらから始めればいいですか? A. 必ずPart1から。内容がつながっているため、順番を守るのが効果的です。
Q3. この2冊だけで入試に対応できますか? A. 基礎理解には十分ですが、入試実戦には不十分です。必ず基礎問題精講などの問題集を併用してください。
Q4. 改訂版の違いは大きいですか? A. 新課程対応で解説のわかりやすさが維持されつつ、練習問題などが調整されています。旧版をお持ちでも最新版をおすすめします。
Q5. いつから始めれば間に合いますか? A. 高2の冬〜高3の春が理想。高3夏以降でも基礎固めとして有効ですが、並行して問題演習を進めてください。

まとめ:数学苦手な受験生の救世主となる1冊
東大卒家庭教師として、数多くの参考書を見てきましたが、「初めから始める数学Ⅲ・C Part1改訂3&Part2改訂1」は、数学が苦手な理系受験生が最初に手にするべき入門書として自信を持っておすすめします。
この2冊で基礎を固め、理解の喜びを実感しながら、次のステージへ進んでください。数学Ⅲ・Cを克服すれば、大学受験の大きな武器になります。皆さんの努力が必ず実を結ぶことを信じています。
本記事は東大卒・家庭教師経験者による監修のもと作成しています。