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【東大卒が解説】英語長文プラス 記述式トレーニング問題集の使い方・評判・勉強法を徹底解説

英語長文プラス 記述式トレーニング問題集

英語長文プラス 記述式トレーニング問題集とは?

大学入試 英語長文プラス 記述式トレーニング問題集」は、旺文社が発行する英語長文対策の問題集です。マーク式の選択問題が中心の共通テストと異なり、国公立大・難関私大で出題される記述式問題に特化した作りになっています。

英語の記述式問題とは、下線部和訳・内容説明・英文要約など、自分の言葉で答えを書かせる問題のこと。選択肢を選ぶだけのマーク式と違い、「本当にわかっているか」が問われます。

私が家庭教師として見てきた受験生の多くが、長文読解の「なんとなく読める」と「記述で点が取れる」の間の壁に苦しんでいました。この問題集は、まさにその壁を越えるために設計された1冊です。


この問題集の基本スペック

項目内容
出版社旺文社
対象レベル共通テスト~難関国公立・私大
問題形式記述式(和訳・説明・要約・英作文)
収録長文数約15〜20題
使用目的国公立大2次・難関私大の記述対策
推奨偏差値55以上

なぜ「記述式」の対策が必要なのか

大学入試において、記述式英語問題が出題される大学は非常に多くあります。特に国公立大の2次試験では、英語の配点の大部分が記述式で占められているケースがほとんどです。

記述式問題が難しい理由は3つあります。

1つ目は、文法・語彙の理解だけでは足りないことです。単語や文法が頭に入っていても、それを日本語として自然に書き直す「翻訳力」がなければ和訳問題で点が取れません。

2つ目は、採点基準が存在することです。記述式には「どこを書けば点が入るか」という採点のポイントがあり、それを意識せずに書いても部分点すらもらえないことがあります。

3つ目は、練習量が不足しがちなことです。マーク式の問題集は豊富にありますが、記述式に特化した問題集は少なく、対策が後回しになる受験生が多いのが現実です。


この問題集のメリット・デメリット

メリット

  • 記述式に特化した解説が充実:和訳・内容説明・要約それぞれの書き方を、採点者目線で丁寧に説明している
  • 採点基準が明示されている:模範解答だけでなく「どこが採点のポイントか」が明記されており、自己採点・自己分析ができる
  • 長文のテーマが多様:社会・科学・文化・哲学など、入試頻出のテーマが幅広く収録されており、読解力と背景知識が同時に鍛えられる
  • 実際の入試問題に近い形式:本番の問題形式に慣れるため、直前期の演習に最適
  • 要約問題が含まれている:要約は最も差がつく問題形式で、この練習ができる問題集は少ない

デメリット

  • 基礎力がないと使いこなせない:偏差値55未満の状態で取り組むと、解説を読んでも理解が追いつかないケースがある
  • 問題数がやや少ない:収録数が15〜20題程度のため、これ1冊だけでは演習量として物足りない場合がある
  • マーク式の練習にはならない:共通テストのみ受験する場合には不向き
  • 語彙レベルが高い:収録長文の語彙は入試標準〜難関レベルのため、単語力がないと本文自体が読めないことがある

他の英語長文問題集との比較

どの問題集を選ぶべきか迷っている受験生のために、主要な競合問題集と比較してみます。

問題集名記述対応難易度問題数こんな人に向いている
英語長文プラス 記述式トレーニング標準〜難15〜20題国公立・難関私大の記述対策
英語長文ハイパートレーニング基礎〜標準多め読解スピードを上げたい人
やっておきたい英語長文300/500標準多め長文に慣れたい・演習量を稼ぎたい人
英語長文読解の王道(パラグラフリーディング)×基礎〜標準少なめ読み方・解き方の戦略を学びたい人
関正生の英語長文ポラリス標準〜難20題前後解法プロセスを丁寧に学びたい人

記述式の解答訓練に特化しているのは「英語長文プラス 記述式トレーニング問題集」の大きな強みです。他の問題集が読解スピードや選択肢の絞り方を重視しているのに対し、この問題集は「書いて答える」ことに完全に焦点を当てています。


東大卒・家庭教師が推奨する使い方

ステップ1:時間を測って解く(本番シミュレーション)

まず、各大問に対して時間制限を設けて解きましょう。目安は長文1題につき20〜25分。時間を測らずに解くと「時間があれば解ける」という錯覚に陥ります。本番の試験時間の感覚を早い段階から身につけることが重要です。

ステップ2:解答を書く前に「根拠」を明確にする

記述式の最大のコツは、解答を書く前に本文の根拠箇所に線を引くことです。「なんとなくこういう意味だと思う」で書いた答えは、採点者には評価されません。必ず本文の何行目の何という表現を根拠にしているかを意識して解答を作成してください。

ステップ3:採点基準と照らし合わせて自己採点する

解いた後は模範解答をそのまま写すのではなく、採点基準の「○点ポイント」と自分の解答を比較します。どの要素が書けていて、どの要素が抜けていたかを書き出すことで、弱点が可視化されます。

ステップ4:和訳問題は「直訳→意訳」の2段階で書く

私が家庭教師として教える際に必ず指導するのが、和訳問題の2段階プロセスです。まず英文を直訳してノートに書き、その後で「日本語として不自然な部分」を修正して意訳に直します。いきなり意訳しようとすると意味がズレるリスクがあるため、直訳を経由することで精度が上がります。

ステップ5:要約問題は「トピックセンテンス」収集から始める

要約問題が苦手な受験生に共通するのは、「全部書こうとして字数がオーバーする」という傾向です。各段落の最初の1文(トピックセンテンス)をメモして並べると、自然と要約の骨格ができあがります。そこから肉付けするイメージで字数を調整しましょう。


使用タイミングと学習スケジュール

時期状態この問題集の使い方
高3・4〜6月基礎固めの時期使用しない(単語・文法・基礎長文を優先)
高3・7〜8月応用移行期1週1〜2題ペースで慣れていく
高3・9〜10月実戦演習期1週2〜3題、採点基準を細かく確認
高3・11〜12月仕上げ期弱点分野の問題を再演習
高3・1月以降過去問演習期志望校の過去問に移行

この問題集が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
国公立大(2次試験に英語記述あり)を目指している共通テストのみ受験する予定
マーク式は解けるが記述になると点が取れない英語の偏差値が55未満で基礎が固まっていない
和訳の採点で何が悪いのかわからない読解スピードの強化を最優先にしたい
早慶・上智などの難関私大を目指しているすでに記述式問題集を1冊終えており、さらに上のレベルが必要

記述式英語を伸ばすための補助教材

この問題集と組み合わせると効果が上がる教材を紹介します。

語彙強化:システム英単語・鉄壁などで語彙レベルを上げておくと、長文の読解速度が上がり記述の精度も向上します。

英文解釈:「英文解釈の技術100」などの解釈系参考書をやっておくと、和訳問題の正確性が大幅に改善します。私の指導経験上、記述式の和訳が苦手な受験生の多くは、文の構造を把握する訓練が不足しています。

過去問:志望校の過去問5〜10年分は必ず解いてください。この問題集はあくまで「記述式の型を身につける」ためのもの。最終的には志望校固有の問題形式に慣れることが最も重要です。


FAQs:よくある質問

Q1. 英語の偏差値はどのくらいから使えますか?

目安は偏差値55以上です。それ以下の段階では、まず英単語・英文法・基礎的な長文読解の問題集を優先してください。基礎が固まっていない状態でこの問題集に取り組んでも、解説を読んでも理解が追いつかず時間を無駄にしてしまいます。

Q2. 1冊終えるのにどのくらいかかりますか?

1題あたり解く時間(20〜25分)+復習時間(30〜40分)で計1時間前後が目安です。週2〜3題のペースで進めると、1〜2ヶ月で1周できます。ただし、単純に終わらせるより「採点基準に照らした自己分析」を丁寧にやることが重要です。

Q3. 国公立大志望でない場合でも使えますか?

記述式問題が出題される私立大学(早稲田・慶應・上智・ICUなど)を志望している場合にも有効です。ただし、志望校の問題形式を確認した上で、記述式の割合が高い場合に限り使用することをおすすめします。

Q4. この問題集だけで記述式対策は完結しますか?

問題数が15〜20題程度のため、演習量としては不十分です。この問題集で記述式の解き方・書き方の型を身につけた後、志望校の過去問演習に移行するのが理想的な流れです。

Q5. 和訳と内容説明、どちらを優先して練習すべきですか?

志望校の出題傾向によります。東大・京大型は和訳が中心、地方国立大は内容説明が多い傾向があります。まず過去問を確認して、出題形式の比率を把握した上で重点的に練習する形式を決めましょう。


まとめ

「大学入試 英語長文プラス 記述式トレーニング問題集」は、記述式英語の対策に本気で取り組みたい受験生にとって、質の高い問題集です。特に「採点基準が明示されている」点は、独学で勉強する受験生にとって大きな武器になります。

ただし、基礎力がない状態で使っても効果は薄いです。単語・文法・基礎長文を固めた後に取り組むことで、初めてこの問題集の価値が発揮されます。

記述式英語は、正しい訓練を積めば必ず点が取れるようになります。「書けない」のは才能の問題ではなく、正しい練習量の問題です。この問題集をしっかり使い込んで、2次試験・難関私大の英語を突破してください。


本記事は東大卒・家庭教師経験者による監修のもと作成しています。

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