古文が読めない理由は人によって違います。単語不足・文法理解の浅さ・主語が誰か分からないなど、原因を正しく特定して対処すれば、必ず読めるようになります。
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古文が読めない本当の理由——3つの原因
「文章を読んでもさっぱり意味が分からない」状態には、必ず理由があります。多くの受験生に共通する原因は、大きく3つです。
足りない
ズレる単語が多い
暗記していない
活用が不安定
分からない
整理できていない
自分がどの原因に当てはまるかを把握することが、最短ルートの第一歩です。3つ全部の人も珍しくありません。以下で一つずつ詳しく解説します。
原因①:古文単語が足りない
「読める気がする」は危険サイン
古文が苦手な受験生の多くは、現代語と形が似ていて意味が全く違う単語に引っかかっています。いわゆる「古語の罠」です。
| 古語 | 直感的な意味(誤) | 正しい意味 |
|---|---|---|
| あはれ | 哀れ・かわいそう | しみじみとした感動・情趣 |
| いとほし | 痛い感じがする | かわいそうだ・気の毒だ |
| をかし | おかしい・変 | 趣がある・興味深い |
| なほ | 直す・修正する | やはり・それでも |
| ゆかし | ゆかりがある | 見たい・知りたい・行きたい |
単語の覚え方:効果が高い順
単語は「意味→日本語訳」の丸暗記だけでは定着しません。短い古文の例文の中で覚えることが最も効果的です。単語集を選ぶ際は、各語に例文がついているものを選びましょう。
原因②:文法を暗記していない
助動詞を制する者が古文を制する
古文の文法の中で、受験で最も問われるのが助動詞です。助動詞は文末に付いて、意味を大きく変えます。同じ「む」でも「推量(〜だろう)」か「意志(〜しよう)」かで文意が正反対になることもあります。
| 文法項目 | 優先度 | 習得のポイント |
|---|---|---|
| 助動詞(意味・接続) | 最重要 | 意味と活用を接続ごとに整理する |
| 助詞(係り結び) | 重要 | 「ぞ・なむ・や・か→連体形」を丸暗記 |
| 動詞の活用 | 重要 | 四段・上一段・下二段など6種類 |
| 敬語(尊敬・謙譲) | 標準 | 主語の特定にも直結する |
| 形容詞・形容動詞 | 標準 | 「く活用」「しく活用」など |
文法の正しい勉強順
原因③:主語が誰か分からない
古文は主語が省略されるのが普通
現代語では「私は〜した。彼は〜した」と主語を明示しますが、古文では主語はほぼ常に省略されます。これが「文章として読める」のに「話の内容が追えない」原因です。
主語を正しく把握するには、以下の3つの手がかりを使います。
尊敬語(〜たまふ、のたまふ)が使われている動作の主語は、その場の目上の人(天皇・貴族など)です。謙譲語(〜申す、奉る)の動作主は、地位の低い人です。敬語の種類を見るだけで、誰が動作しているかが絞れます。
「〜して、〜した」のように「て」「で」「つつ」で動作が繋がる場合、原則として主語は変わりません。一方、「〜ば」「〜ど」「〜に」で接続する場合は主語が変わることが多いです。
入試の古文問題には必ずリード文(冒頭の説明文)と注釈があります。登場人物名・時代・関係性がここに書いてあります。本文を読む前に必ずここを確認し、人物関係を簡単に図にしてから本文を読む習慣をつけましょう。
何から始める? 勉強の優先順位
「単語・文法・読解、どれから手をつければいいか分からない」という声は非常に多いです。答えは明確で、単語と文法を並行して進め、ある程度固まったら読解演習に移ることです。
①と②は完全に別々に終わらせるのではなく、単語を進めながら文法も並行してやるのが現実的です。単語300語と文法基礎を固めると、入試問題の「読める感覚」が一気に上がります。
よくある質問
古文が読めない原因は、①単語不足・②文法の未定着・③主語把握のどれかです。3つが重なっているケースも多いですが、焦らず優先順位をつけて1つずつ潰していくことが最短ルートです。
単語と文法の基礎が固まれば、古文の読解は急速に楽になります。まずは単語集1冊・文法書1冊を選んで、今日から始めてみましょう。