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結論
結論から申し上げます。 大学入試物理で「本物の思考力と難問突破力を身につけ、得点を武器に変えたい」なら、『難問題の系統とその解き方 物理 新装第3版』(力学・熱・波動編/電磁気・原子編)の2冊こそが、難関大学受験生が最終的に到達すべき最高峰の問題集です。
私は東京大学を卒業後、数多くの大学受験生を家庭教師として指導してまいりました。その中で、東大・京大・医学部・早慶上智に合格した生徒たちの多くが、この「難系」と呼ばれる問題集を最後の一押しとして使いこなし、物理を「苦手科目」から「最強の得点源」に変えています。
問題の質が極めて高く、系統的に「考え方の本質」を学べるため、ただ解くだけでなく「物理的な思考力そのもの」が鍛えられる——それがこのシリーズの真価です。

『難問題の系統とその解き方 物理 新装第3版』とは?
ニュートンプレスから出版されている大学入試物理の最高難度問題集で、長年「難系」「難問題の系統」と呼ばれ親しまれてきたバイブルです。
新装第3版では旧版の2冊(力学・熱・波動編/電磁気・原子編)をそれぞれ1冊にまとめ、文字サイズやデザインを刷新して読みやすくなりました。
著者は服部嗣雄氏。入試問題や創作問題から「本質的で系統的な難問」を厳選し、例題で「考え方のキホン」を学び、演習問題で実戦力を磨く構成です。
微積分を使った解説も含まれており、難関大学の物理で求められる深い考察力を養えます。合計問題数は約300問前後と決して多くありませんが、1問1問の密度と質が圧倒的です。

2冊のレベル・内容比較表(一目でわかる!)
2冊の違いと対象を明確に比較しました。東大卒家庭教師の視点で、到達目標とおすすめ時期も記載しています。
| 巻名 | 主な分野 | 対象志望校例 | 到達目標 | おすすめ開始時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 力学・熱・波動編 | 力学、熱力学、波動 | 東大・京大・東工大・医学部・早慶 | 物理で8割以上・難問を論理的に解く力 | 高3夏以降(基礎固め後) | 力学の複雑な運動、熱の統計的考え方、波動の干渉・回折など基礎から発展的な難問を系統的に整理 |
| 電磁気・原子編 | 電磁気、原子物理 | 東大・京大・医学部・早慶上智 | 電磁気・原子で高得点・最難関対応力 | 高3秋以降 | 電磁気の回路・誘導、原子の量子論的アプローチなど、計算力と概念理解の両方を試す問題を厳選 |
※例題は詳細な解説付き、演習問題は解答中心。全体として「系統的に難問を整理」する点が最大の特徴です。

メリット・デメリット(正直なレビュー)
実際に生徒に使用させてきた経験に基づき、率直にまとめます。
メリット(全巻共通)
- 業界最高峰の難易度と質:東大・京大レベルの過去問や本質的な創作問題ばかり。無駄な問題が一切なく、1問解くごとに思考力が飛躍的に向上します。
- 系統的なアプローチ:問題を「系統」ごとに整理し、解き方の本質(考え方のキホン)を学べるため、似た問題が出ても自力で対応可能。
- 微積分物理の理解が深まる:難関大で差がつく微積を使った解説が充実。物理を「公式の暗記」から「本物の理解」へ変えます。
- 物理を武器にできる:完璧に仕上げれば、難関大学の物理で高得点が安定し、他の受験生に明確な差をつけられます。

デメリット(注意すべき点)
- 難易度が非常に高い:基礎・標準が固まっていない状態で取り組むと挫折しやすい。解説もやや簡潔で、自力で読み解く力が求められます。
- 問題数が限定的:演習量を大量に積みたい人には物足りない場合あり。他の問題集で基礎を固めてから移行を。
- 演習問題の解説が薄め:例題は丁寧ですが、演習問題は解答中心のため、答えを見ながら自分で復習する習慣が必要です。
デメリットは「正しい順序と姿勢」で十分にカバーできます。東大卒家庭教師として断言します——基礎が固まった上でこの2冊に挑めば、あなたの物理力は確実に「最難関レベル」に到達します。諦めずに取り組む者だけが、大きな成果を手に入れられるのです。

効果的な使い方ステップ(これで成果を出した生徒多数)
この問題集は「読むだけ」「解くだけ」では真価を発揮しません。以下のステップで丁寧に、しかし熱意を持って進めましょう。
- STEP1:前提条件の確認
『物理のエッセンス』『名問の森』『重要問題集』などの標準〜やや難レベルの問題集を8割以上自力で解ける状態にしておく。基礎が不安定だと効果が半減します。 - STEP2:例題中心の1周目(理解重視)
各例題をまず自分で考えてみる(時間をかけすぎず)。解けなければすぐに解説を読み、「考え方のキホン」をノートに言語化。微積分の部分は特に丁寧に理解する。 - STEP3:2周目(自力解決+演習)
例題を時間を計って自力で解き直し。演習問題にも挑戦し、間違えた問題は「なぜ間違えたか」を分析。 - STEP4:3周目以降(定着と応用力)
苦手系統の問題だけを繰り返し。志望校の過去問と並行して、「この問題の系統は難系で学んだ考え方で解けるか」を意識する。
1日の目安:例題5〜8問+関連演習で2〜3時間。毎日少しずつでも、系統ごとに集中して取り組むのが効果的です。生徒には「今日学んだ考え方を、別の問題に応用してみよ」と伝え、思考の柔軟性を養っています。
おすすめ学習ルート例
- 東大・京大・医学部志望:標準問題集完璧 → 力学・熱・波動編 → 電磁気・原子編 → 過去問演習
- 早慶上智・難関国公立志望:標準問題集 → 力学・熱・波動編中心(電磁気は必要に応じて)
- 物理を特に強化したい場合:両冊を完璧に仕上げ、微積分物理の応用問題までマスター

よくある質問(FAQs)
Q1. 基礎がまだ不安定ですが、始めても大丈夫ですか?
A. おすすめしません。まず標準レベルの問題集(名問の森など)で8割以上解けるようになってから取り組んでください。基礎を固めないと挫折の原因になります。
Q2. 例題だけやれば十分ですか?演習問題は必須?
A. 例題を完璧に理解・自力解決できるようにした上で、演習問題に挑戦してください。演習でこそ実戦力が磨かれますが、時間がない場合は例題中心でも大きな効果があります。
Q3. 他の難問集(名問の森など)と併用すべきですか?
A. はい。名問の森などで標準的な難問を固めてから難系に移行すると効率的です。難系は「最後の仕上げ」として位置づけるのが理想です。
Q4. 高3の秋から始めても間に合いますか?
A. 十分間に合います。集中して1冊を2〜3ヶ月で仕上げ、もう1冊を直前期に並行すれば、冬の本番で大きな力を発揮できます。質の高い復習を心がけてください。
Q5. 紙の本と電子書籍、どちらがおすすめ?
A. 紙の本をおすすめします。書き込みやすく、図や数式を自分で描きながら考える物理学習には紙の方が適しています。

最後に——物理の難問を制する者が、入試を制す
『難問題の系統とその解き方 物理 新装第3版』は、単なる問題集ではありません。物理的な思考力を鍛え、難関大学の壁を突破するための最高の道標です。
東大卒家庭教師として、数えきれないほど多くの生徒がこの2冊に挑み、苦しみながらも成長し、見事志望校に合格する姿を見てきました。あなたも基礎を固め、系統的に学び、1問1問を大切に解き進めてください。
物理は努力が最も報われやすい科目です。諦めずに取り組めば、必ず「得点源」となり、あなたの未来を照らします。一緒に最難関を突破しましょう!
本記事は東大卒・家庭教師経験者による監修のもと作成しています。