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リスニング対策

英語リスニングの勉強法|聞き取れるようになる正しいトレーニング方法

英語リスニングの勉強法|聞き取れるようになる正しいトレーニング方法
英語リスニングの勉強法|聞き取れるようになる正しいトレーニング方法

英語リスニングの勉強法|聞き取れるようになる正しいトレーニング方法

「英語を聞いても何を言っているか全然わからない」「勉強しているのにリスニングだけ点が伸びない」——そんな悩みを持っていませんか?

リスニングが上達しない最大の理由は、「たくさん聞けば聞けるようになる」という誤解のまま、間違った方向で練習し続けていることにあります。

この記事では、英語が聞き取れない本当の原因と、リスニング力を効率よく伸ばすための正しい勉強法・トレーニング方法を体系的に解説します。

リスニングが上達しない人に共通する誤解

まず最初に、多くの人がはまりがちな「落とし穴」を確認しておきましょう。

❌ よくある間違った勉強法

英語を「BGMのように」ひたすら流しっぱなしにする

リスニング問題だけを大量に解く

スクリプトを見ながら聞いて「わかった気」になる

✅ 正しいアプローチ

「聞き取れなかった箇所」を特定して原因を分析する

音の仕組みを学び、量より質で練習する

スクリプトなしで聞いて、答え合わせで弱点を発見する

⚠ 「英語を流しっぱなし」では上達しない理由

音を「聞く(hear)」だけでは脳は英語を処理するパターンを学習しません。聞き取れない箇所を意識的に分析し、音のルールとして理解する「能動的なリスニング(active listening)」が必要です。

英語が聞き取れない4つの原因

「聞こえない」には、必ず原因があります。原因ごとに対策が変わるため、まず自分がどれに当てはまるかを把握しましょう。

🔤
原因① 音を知らない

文字で単語を覚えているが、実際の発音・音声記号を知らない。「読める」≠「聞ける」。

🔗
原因② 音がつながるルールを知らない

英語は単語が連結・脱落・変化する。これを知らないと「知っている単語」が聞こえない。

📚
原因③ 語彙・文法が不足している

意味を知らない単語は聞き取れても理解できない。音より先に語彙が壁になっている。

原因④ 処理速度が追いつかない

単語は聞こえても、文を理解する前に次の文が来てしまう。瞬時の意味処理が間に合わない。

📌 自分の原因を見極めるチェック
  • スクリプトを見れば理解できるのに聞き取れない → 原因①②(音の問題)
  • スクリプトを見ても意味がわからない単語がある → 原因③(語彙・文法の問題)
  • 単語は聞き取れるが文全体の意味がつかめない → 原因④(処理速度の問題)

リスニング力の全体像|4つの土台

リスニング力は、次の4つの要素が積み重なってできています。下の階層から順番に固めることが、最も効率よく上達する道です。

4
処理速度・実戦演習
問題を解くスピードと慣れを磨く
3
語彙・文法の定着
聞いた瞬間に意味を理解できる語彙量
2
音のルール(連結・脱落・変化)
英語の音変化のパターンを理解する
1
発音・音声記号の習得(最優先)
正確な音を「知っている」状態をつくる

多くの人は土台の「発音・音のルール」が固まっていないまま演習量を増やしています。これは砂の上に城を建てるようなもので、いくら問題を解いても成績が伸びません。

英語の音のルール|知らないと聞こえない仕組み

英語が聞き取れない大きな原因の一つは、英語の「音変化のルール」を知らないことです。ネイティブスピーカーは自然にこれを行っているため、知らないと「知っているはずの単語」が聞こえません。

音変化の種類内容
連結(リンキング) 語末の子音と次の語頭の母音がつながる 「pick it up」→「ピキラップ」
脱落(リダクション) 語末の子音が次の子音の前で消える 「good morning」→「グッモーニン」
弱形(ウィークフォーム) 機能語(前置詞・助動詞など)が弱く発音される 「can」→「クン」「of」→「ァ」
同化(アシミレーション) 隣り合う音が影響し合って変化する 「don’t you」→「ドンチュ」
フラッピング アメリカ英語で t/d が「ラ行」になる 「water」→「ワラー」「better」→「ベラー」
💡 まず覚えるべき音変化

「連結」と「弱形」の2つを優先して覚えましょう。この2つだけで、聞き取れない場面の大部分が解消されます。とくにcan / will / have / of / for / atなどの機能語の弱形は頻出です。

日本人が特に苦手な音

👅
L と R の区別
light / right
lock / rock
🦷
th の発音
think / sink
this / dis
💨
V と B の区別
very / berry
vest / best
👂
短母音 æ
cat / cut
bad / bud

リスニング力を伸ばす5つの勉強法

01
発音学習|まず「音を知る」ことから始める

音声記号(IPA)の基本と、日本語にない英語の音を発音できるようにする。「聞く」前に「出せる音」を増やすことが最速の近道。フォニックス教材や発音記号の参考書を使うと効率的。

02
精聴(シャドーイング)|音と意味を同時に体に入れる

聞こえてくる音を0.5〜1秒遅れで声に出してまねする「シャドーイング」は、音のルールを体得するうえで最も効果的なトレーニング。最初はスクリプトを見ながら行い、慣れたら見ずに行う。

03
ディクテーション|聞き取れない箇所を可視化する

聞こえた英語を書き取るディクテーションは、「なんとなく聞いている」状態を防ぎ、弱点を明確にする最良の方法。書けなかった箇所が「自分の聞き取れない部分」であり、そこを重点的に対策する。

04
多聴|土台が固まったら量をこなす

発音・音変化・語彙の基礎が整ったら、TEDやPodcast・ドラマなど興味ある素材で量を増やす。ただし「流しっぱなし」ではなく、集中して聞くことが前提。

05
語彙の音ごと覚え直し|文字ではなく音で記憶する

単語を覚えるとき、必ず音声を聞いて「音」とセットで覚える。文字だけで覚えた単語は聞こえない。単語帳は必ず音声付きのものを使い、何度も声に出して確認する。

最重要トレーニング「ディクテーション」の正しいやり方

ディクテーションはリスニング上達に最も効果的なトレーニングですが、正しい手順で行わないと効果が半減します。

1
通し聞き

スクリプトなしで全体を一度聞く

2
書き取り

区切りながら聞こえた英語を書く

3
再聴き

書けなかった箇所を重点的に再度聞く

4
答え合わせ

スクリプトと照合して誤りを確認

5
原因分析

聞けなかった理由を音変化表で確認

6
音読・復唱

全文をシャドーイングして定着させる

✅ ディクテーションの素材選び
  • 初心者:NHK World Radio Japan・基礎英語のスクリプトつき素材
  • 中級者:CNN10・VOA Learning English(ゆっくりめのニュース)
  • 受験生:志望校の過去問音声・共通テストのリスニング音声
  • 上級者:TED Talks・ネイティブ向けPodcast

シャドーイングの正しいやり方

シャドーイングは「なんとなく声に出す」だけでは効果がありません。次の手順で行うことで効果が大きく変わります。

1
スクリプトを読んで意味を理解する 内容を理解せずにシャドーイングしても音の練習にしかならない
2
スクリプトを見ながら音声に合わせて読む(音読) 音声のリズム・強弱・イントネーションを体にしみこませる
3
スクリプトを伏せてシャドーイング 音声を聞きながら0.5〜1秒遅れで声に出す。完璧でなくてよい
4
詰まった箇所をスクリプトで確認して繰り返す 詰まる=まだ音が定着していない箇所。そこを集中的に練習する
✅ シャドーイングの目安

1つの素材を完璧に再現できるまで繰り返しましょう。1つを10回やる方が、10種類を1回ずつやるよりはるかに効果的です。「量より密度」が上達の鍵です。

大学受験のリスニング対策|時期別ロードマップ

受験生向けに、時期ごとの優先取り組みをまとめました。

時期優先タスク目安の教材・取り組み
高1〜高2 発音・音変化の基礎固め/語彙の音ごと習得 フォニックス教材、音声付き単語帳(DUO・シス単など)
高3春〜夏 ディクテーション・シャドーイングの習慣化 VOA Learning English、共通テスト形式の問題集
高3夏〜秋 共通テスト形式の実戦演習/弱点の徹底潰し 共通テスト過去問、予備校の模擬試験
高3秋〜直前 志望校の過去問で形式慣れ・時間配分の最適化 志望校過去問、二次試験対策問題集
📌 共通テストのリスニングで点を取る3つのコツ
  • 設問を先読みして「何を聞き取るべきか」を事前に把握する
  • 数字・固有名詞・選択肢のキーワードを中心にメモを取る
  • わからなくても最後まで聞き続け、次の問題に引きずらない

よくある質問

リスニングは何から始めればいいですか?
まず発音記号の基礎と、英語の主要な音変化(連結・弱形)を学ぶことから始めましょう。「聞く量を増やす」のはその後です。土台なしに量だけ増やしても効果は出にくいです。
毎日どのくらい練習すればいいですか?
毎日15〜30分の集中した練習が、週末に2時間まとめてやるより効果的です。シャドーイング10分+ディクテーション10分を毎日続けるだけで、1〜2ヶ月後に大きな変化を感じられます。
ドラマや映画で英語を学ぶのは効果がありますか?
基礎が固まった中〜上級者には非常に効果的です。ただし初心者が字幕なしで見るのは難しく、「聞こえない→諦める」を繰り返すだけになりがちです。まず基礎的な素材でディクテーションを習慣にしてから移行しましょう。
アメリカ英語とイギリス英語、どちらを練習すべきですか?
大学受験(共通テスト)ではアメリカ英語が中心のため、まずアメリカ英語の発音に慣れることを優先しましょう。慣れてきたらイギリス英語にも触れることで、両方の音に対応できる耳が育ちます。

📝 この記事のまとめ

  1. 「流しっぱなし」ではリスニングは伸びない。能動的に聞く練習が必要
  2. 聞き取れない原因は4つ:音を知らない・音変化を知らない・語彙不足・処理速度不足
  3. まず発音・音変化のルールを学ぶことが最優先。土台なしに演習量は増やさない
  4. ディクテーションで弱点を可視化し、シャドーイングで音と意味を体に入れる
  5. 語彙は必ず音とセットで覚える。文字だけで覚えた単語は聞こえない
  6. 受験生は設問の先読みと時間配分も実戦では重要なスキル

正しい方向で練習を続ければ、リスニングは必ず伸びます。今日からまず「発音記号」と「音変化のルール」の確認を始めてみましょう。

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