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英文法問題の解き方|「覚えてるのに解けない」を解決する思考法

英文法問題の解き方|「覚えてるのに解けない」を解決する思考法
英文法問題の解き方|「覚えてるのに解けない」を解決する思考法

英文法問題の解き方|「覚えてるのに解けない」を解決する思考法

「単語も文法もちゃんと覚えたのに、問題になると解けない…」という経験はありませんか?

これは知識の問題ではなく、解き方の問題です。英文法の問題は、知識を「試験で使える形」に変換する思考プロセスが必要であり、それを知らないといくら暗記しても点数につながりません。

この記事では、英文法問題が解けない本当の理由と、選択肢の絞り方・ひっかけの見破り方・問題集の正しい使い方を体系的に解説します。

「覚えてるのに解けない」の正体

英文法問題で得点できない受験生には共通したパターンがあります。それは「知識として知っている」と「問題として解ける」は別の能力だということを理解していないことです。

📌 知識と解答力の違い

「仮定法過去は if+過去形、主節は would+動詞の原形」と暗記している → 知識

問題文を見て「ここは仮定法過去が必要な文脈だ」と判断し、4つの選択肢から正しいものを選べる → 解答力

解答力を身につけるには、知識をそのまま覚えるだけでなく、「この問題は何を聞いているのか」を見抜く訓練が必要です。

解けない原因を3つに整理する

原因のタイプ症状必要な対策
知識不足型 そもそも文法事項を知らない・あやふや 参考書でのインプットを先に行う
運用不足型 知識はあるが問題への当てはめ方がわからない 解法の型を身につける(本記事のテーマ)
ひっかけ型 選択肢に惑わされて知っているのに間違える ひっかけパターンを事前に把握する

まず自分がどのタイプかを把握しましょう。「知識不足型」なら先に参考書のインプットが必要です。本記事は主に「運用不足型」と「ひっかけ型」の解決を扱います。

英文法問題の解き方|5ステップの思考プロセス

英文法の選択問題は感覚で解くのではなく、毎回同じ思考の順番で解くことが重要です。以下の5ステップが基本です。

1
選択肢を先に眺めて「何を問われているか」を特定する 動詞の形・前置詞・接続詞・語順…選択肢の形で設問の種類がわかる
2
文全体の構造(S・V・O・C)を把握する 主語・動詞・目的語を確認。どこに空欄があるかで必要な品詞がわかる
3
空欄前後のシグナル語を探す by / since / if / although など、文法の「ヒント語」が必ずある
4
絞り込みで選択肢を2つに減らす 明らかに違うものをまず除外。残った2択で根拠を考える
5
選んだ選択肢を入れて読み返し、文として成立するか確認する 意味のつながり・語法・コロケーションに違和感がないかチェック
💡 最重要ポイント:先に選択肢を見る

問題文を最初から読み始めるのはNG。選択肢を先に確認することで、「この問題は時制を問うている」「動詞の語法を問うている」とわかり、読むべきポイントが明確になります。このステップ1だけで解答速度が大きく上がります。

実例で学ぶ|選択肢の絞り方

実際の問題形式で、上記の思考プロセスを確認しましょう。

例題 — 適切な選択肢を選べ
By the time she arrived at the station, the train (      ) already.
A
left
❌ 単純過去形のみ。”By the time+過去形” の文脈では不完全
B
has left
❌ 現在完了形。主節が過去なので時制が合わない
C
had left
✅ 過去完了形。「到着より前に出発していた」= 大過去
D
would leave
❌ 未来推量。過去の文脈と合わない
✅ この問題の思考プロセス
  • 選択肢を見る → 動詞の「形(時制)」を問う問題と判断する
  • “By the time she arrived” → 過去形(arrived)がシグナル語
  • “already” → 「すでに〜していた」= 過去のある時点より前の出来事
  • 過去完了(had+過去分詞)が必要 → C を選ぶ
  • 文に入れて読み返し → 意味が通る ✓

このように、シグナル語を見つけて文法知識と結びつけるのが解答力の核心です。

英文法のひっかけパターン|よくある罠と見破り方

試験問題には、受験生が間違えやすいポイントを意図的に突いたひっかけが仕込まれています。パターンを事前に知っておくだけで正答率が大きく変わります。

⏱️
罠① 時制の混同

since / for / by the time など時制のシグナルを見落として現在完了・過去完了を混同する。

🔄
罠② 能動・受動の取り違え

主語が「する側」か「される側」かを確認しないまま選ぶ。特に感情動詞(surprised / surprising)に多い。

🎭
罠③ 前置詞・接続詞の混同

during / while、despite / although など「意味は似ているが品詞が違う」ものを混同させる。

🔢
罠④ 単複・可算不可算

furniture / information など不可算名詞を複数形にした選択肢や、a few / a little の混同。

🧩
罠⑤ 語法の紛らわしい動詞

discuss / mention / reach など目的語を直接とる他動詞に前置詞を入れた選択肢で混乱させる。

📐
罠⑥ 仮定法の時制ずれ

仮定法過去と仮定法過去完了を混在させた選択肢。if 節と主節の対応を必ず確認する。

⚠ ひっかけを見破る最大のコツ

「なんとなく自然に聞こえる」で選ぶのが最もひっかかりやすいパターンです。必ず文の構造(品詞・文型)を根拠に選ぶ癖をつけましょう。感覚ではなく根拠で選ぶことが正答率向上の鍵です。

ひっかけ実例:during vs. while

例題 — 空欄に入る語を選べ
I fell asleep (      ) the lecture.
A
while
❌ while のあとは「節(S+V)」が必要。名詞句は続かない
B
during
✅ during のあとは名詞(句)。”the lecture” は名詞句 → 正解
品詞直後に続くもの
during 前置詞 名詞(句) during the meeting
while 接続詞 S+V(節) while I was in the meeting
despite 前置詞 名詞(句) despite the rain
although 接続詞 S+V(節) although it was raining

問題集の正しい使い方|1冊を3周する方法

英文法の問題集は「解く→次へ」を繰り返すだけでは力がつきません。1冊を深く使い込むことが正解率向上への最短ルートです。

❌ 効果が出にくい使い方

・答え合わせだけして次の問題へ

・間違えた理由を分析しない

・何冊も手を出して1冊を終わらせない

・時間を計らずダラダラ解く

✅ 効果が出る使い方

・間違えた問題に必ずチェックをつける

・なぜ間違えたかを言語化する

・1冊を3周して全問正解できるようにする

・1問あたりの制限時間を設けて解く

1冊3周の具体的な進め方

1周目
全問を解いて実力を把握する

正解・不正解にかかわらず、根拠なく選んだ問題には△をつける。答え合わせ後、間違えた問題と△の問題に✗をつけて管理する。

2周目
✗問題だけを解き直す

解説を熟読し、「どの知識が必要だったか」「どのシグナルを見落としたか」を分析してノートにメモする。

3周目
全問を改めて解く(時間制限あり)

1問30〜60秒を目安に解く。3周目でも間違えた問題は「弱点リスト」として別管理し、直前期に集中的に潰す。

📋 復習ノートに書くべき3項目
  • この問題が問うている文法事項(例:現在完了 vs 過去完了)
  • 正解の根拠となったシグナル語・文型(例:”by the time+過去形”)
  • 間違えた選択肢がなぜ間違いか(除外理由を言葉で書く)

シグナル語一覧|文法問題のヒントを素早く見つける

英文法問題には、正解を導くための「シグナル語(ヒント語)」が必ず存在します。これを素早く見つけられるかどうかが解答速度と正答率を左右します。

シグナル語・表現問われる文法事項ポイント
since / for+期間 現在完了・現在完了進行形 「ずっと〜している」状態の継続
by the time / when+過去形 過去完了(had+pp) 過去のある時点より前の出来事
if+過去形 / if+had+pp 仮定法過去 / 仮定法過去完了 現実に反する仮定
名詞(句)が直後に続く 前置詞(during / despite) 接続詞(while / although)との区別
感情系動詞(surprise / excite) 能動・受動(-ing / -ed) 主語が「感じる側」なら -ed
不可算名詞(advice / info) 数量詞(much / a little) many / a few は使えない
suggest / insist / demand 仮定法現在(should 省略) that 節の動詞は原形になる

よくある質問(FAQ)

英文法の問題集は何から始めればいいですか?
現在の実力に合ったものを1冊選ぶことが最優先です。偏差値50未満なら基礎的な問題集の基礎章を、50〜60なら標準問題集を、60以上なら難関大の過去問へと移行するのがおすすめです。
文法問題は全部暗記しないといけませんか?
丸暗記より「なぜその答えなのか」の理解が重要です。理解ベースで解けるようになると初見の問題にも対応できます。ただし熟語・語法など一部は暗記が必要なものもあります。
選択肢が2択まで絞れても最後に間違えます。どうすれば?
2択で迷う場合は、文全体の構造(品詞・文型)に立ち返ることが有効です。「感覚的にどちらが自然か」ではなく「文法的にどちらが成立するか」を根拠に選ぶ訓練を続けましょう。
英文法と読解は別々に勉強すべきですか?
文法は独立して体系的に学んだ後、長文読解の中でも意識して使う2段階が効果的です。文法力は長文の精読・速読にも直結するため、文法力を上げると読解力も同時に向上します。

📝 この記事のまとめ

  1. 「覚えているのに解けない」原因は、知識を問題に当てはめる「解答力」が身についていないから
  2. 解き方の5ステップ:①選択肢で設問の種類を特定 → ②文構造の把握 → ③シグナル語を探す → ④2択に絞る → ⑤入れて読み返す
  3. ひっかけパターン6種は事前に知っておく。during/while・-ing/-ed の混同など頻出パターンを押さえる
  4. 問題集は1冊3周。解きっぱなしにせず、間違えた根拠を言語化することが最重要
  5. シグナル語を素早く見つける習慣をつけることで、解答速度と正答率が同時に上がる
  6. 感覚ではなく根拠で選ぶ。これが「知識を得点に変える」唯一の方法

英文法問題は、正しい解き方の型を身につければ必ず得点できます。今日から1問ずつ、根拠を言語化して解く習慣を始めましょう。

スマホアプリも積極的に活用しましょう。

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