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英文法の勉強法

英文法の勉強法|0からでも成績が伸びる正しいやり方と順番

英文法の勉強法|0からでも成績が伸びる正しいやり方と順番
英文法の勉強法|0からでも成績が伸びる正しいやり方と順番

英文法の勉強法|0からでも成績が伸びる正しいやり方と順番

「英文法、何から始めればいいかわからない」「勉強しているのに英語の点数が伸びない」「独学でどこまでできるか不安…」

そんな悩みを持つ方はとても多いです。英文法の学習が伸び悩む最大の原因は、勉強する「順番」と「やり方」が間違っていることにあります。

この記事では、英文法を0から始める人でも成績が伸びる、正しい勉強法と学習ロードマップを体系的に解説します。

英文法の勉強を始める前に知っておくべきこと

英文法の勉強法を解説する前に、まず「英文法とは何のために学ぶのか」を整理しましょう。目的がずれていると、どんなに努力しても成果が出づらくなります。

📌 英文法を学ぶ3つの目的
目的英文法がどう役立つか
読む(読解)文の構造がわかり、長文をスラスラ読めるようになる
解く(試験)空所補充・整序問題・誤文訂正などに直接対応できる
書く・話す(表現)正確な英文を自分で作れるようになる

「試験で点を取りたい」のか「英語を使えるようになりたい」のかによって、勉強の力点が変わります。ただし、どちらの目的でも「文の骨格をつかむ力」は共通して必要です。これが英文法学習の核心です。

⚠ よくある間違い

英文法を「暗記科目」だと思っていませんか? 文法は丸暗記するものではなく、「なぜそうなるか」という理屈を理解してから使い方を練習するものです。理解なしの暗記は、少し違う問題が出ると途端に崩れます。

英文法が身につかない4つの原因

勉強しているのに伸びない人には、共通したパターンがあります。

原因具体的な状態解決の方向
原因①
理解より先に暗記
なぜそうなるかを考えず、パターンだけを丸暗記している 理屈から理解してから例文を覚える
原因②
アウトプット不足
参考書を読んで「わかった気」になって演習をしない インプット1に対してアウトプット3の比率を意識
原因③
順番が間違っている
土台(文型・時制)が曖昧なまま応用(仮定法・関係詞)をやる 優先順位を決めて基礎から積み上げる
原因④
復習サイクルがない
一度やったら終わり。忘れた頃に見直す仕組みがない 間隔反復(1日後・1週間後・1か月後)で繰り返す

この4つのうち、特に致命的なのが「原因③ 順番が間違っている」です。英文法には学ぶべき順番があり、それを無視すると何をやっても定着しません。次のセクションで詳しく解説します。

英文法の正しい勉強順番|ロードマップ

英文法は、土台となる項目を先に固めてから、応用項目に進むのが鉄則です。以下が、0から始める場合の推奨ロードマップです。

1
文型・品詞の基礎(SVOC) 英語のすべての文はSVOCで分解できる。ここが最初の土台。品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)の役割を理解する。 目安: 1〜2週間
2
時制(現在・過去・未来・進行形・完了形) 「いつのことか」を正確に表す時制は、英語の読解・作文すべてに関わる最重要項目。完了形まで確実に理解する。 目安: 2〜3週間
3
助動詞(can / must / should / may など) 話者の「気持ち・判断」を表す助動詞。意味の幅が広いため、文脈で使い分けられるまで練習する。 目安: 1〜2週間
4
受動態・不定詞・動名詞・分詞 動詞を変形して別の品詞的役割を持たせる「準動詞」。長文の読解では必ず出てくる重要事項。 目安: 2〜3週間
5
関係詞(関係代名詞・関係副詞) 複雑な名詞句を作る関係詞。長文の複雑な文を読み解くために必須。which / who / that / where の使い分けを理解する。 目安: 2週間
6
仮定法(if / wish / as if など) 現実と反することを表す仮定法は、時制の操作を理解していないと難しい。ステップ2が固まってから取り組む。 目安: 1〜2週間
+
比較・接続詞・前置詞・特殊構文 土台が固まったら、出題頻度の高い残りの項目を仕上げる。志望校・目標に合わせて優先度を調整する。 目安: 志望校レベルによる
✅ ロードマップの使い方

ステップ1〜3が「基礎の土台」です。ここが曖昧なまま先に進むのが一番よくありません。自分がどのステップでつまずいているかを確認し、一つ前のステップに戻ることをためらわないことが最短ルートです。

優先度別|英文法の重要項目マップ

すべての文法項目を同じ重さで勉強するのは非効率です。試験・読解での出題頻度をもとに優先度を整理しました。

🔴 最優先(必ず固める)
文の骨格・基礎
文型(SVOC)
時制(現在〜完了形)
助動詞
否定・疑問文
🔴 最優先(必ず固める)
準動詞・関係詞
不定詞・動名詞
分詞(現在・過去)
関係代名詞
関係副詞
🟠 高優先(しっかり押さえる)
表現の幅を広げる
受動態
仮定法
比較(原級・比較級・最上級)
接続詞(従属節)
🟢 中優先(余裕があれば)
発展・応用
強調構文
倒置・省略
話法(直接・間接)
無生物主語構文

英文法が定着する正しい勉強法|4ステップ

英文法の勉強は「参考書を読む→問題を解く」の2ステップで終わらせてしまう人が多いです。しかし、それだけでは定着しません。以下の4ステップを意識してください。

STEP 1|理屈から理解する(インプット)

参考書や教科書で文法のルールを学ぶとき、「なぜそうなるのか」という理由まで理解することが大切です。理由がわかると、似た問題に応用が利きます。

例:現在完了形の理屈
I have lived in Tokyo for 10 years.
「過去から現在まで続いている状態」を表す → だから「have + 過去分詞」の形になる
✗ “I lived in Tokyo for 10 years.” は「もう住んでいない」という意味になる

STEP 2|例文を声に出して覚える(音読定着)

文法を理解したら、その文法を使った短い例文を声に出して5〜10回読むのが最も効果的な定着法です。目だけでなく口と耳を使うことで、記憶の定着率が大きく上がります。

❌ 効果が低い方法

参考書を目で読んで「わかった」とページをめくる

→ 翌日にはほぼ忘れる

✅ 効果が高い方法

理解した文法の例文を声に出して繰り返し読む

→ 口と耳で記憶が固まる

STEP 3|問題演習でアウトプットする

理解したらすぐに問題を解きましょう。インプットとアウトプットの比率は1:3を目標にします。1項目を学んだら、その項目の問題を最低10〜15問は解くイメージです。

📋 演習時の重要ルール
  • 答えを見る前に必ず自分で考える(考えた時間が定着を生む)
  • 正解でも「なぜ正解か」を根拠まで確認する
  • 間違えた問題には印をつけ、2〜3日後に再チャレンジする
  • 同じ間違いを繰り返す場合はSTEP 1(理解)に戻る

STEP 4|間隔をあけて繰り返す(復習サイクル)

英文法は一度やっただけでは定着しません。忘れかけた頃に復習するのが記憶を長持ちさせる最も効果的な方法(間隔反復)です。

復習のタイミングやることかかる時間
学習当日 例文の音読・問題の確認 10〜15分
翌日 間違えた問題だけ再チャレンジ 5〜10分
1週間後 その項目の問題を一通り解き直す 15〜20分
1か月後 参考書の該当箇所を速読して確認 5〜10分

独学でも効果が出る英文法の勉強法まとめ

独学で英文法を習得するために、日々の勉強で意識すべきポイントをまとめます。

📖
参考書は1冊を完璧にする

複数の参考書に手を出すのは最大のNG。1冊を選んだら、それを3〜4周するまで他のものに手を出さない。レベルに合った1冊を徹底的にやり込むことが最短ルート。

🎯
1日の学習量を「少なく」設定する

「今日は5ページ」「今日は1項目」など、確実にこなせる量にする。多く設定して挫折するより、少量を毎日続けるほうが圧倒的に力がつく。

✍️
例文を手で書いて覚える

特に覚えにくい構文は、見ずに書けるまで手を動かして練習する。書く動作が記憶の定着を助ける。スペルと文の形を同時に覚えられる一石二鳥の方法。

🔁
わからなくなったら必ず前の項目に戻る

「なんとなく先に進む」のが最も危険。英文法は積み上げ型なので、前の理解が曖昧なまま先に進むと、後になって根本から崩れる。戻ることを恐れない。

📝
「理解メモ」を自分の言葉で書く

文法のルールを参考書の言葉ではなく、自分の言葉でノートに書いてみる。うまく説明できない部分が「わかっていない部分」。これを繰り返すと理解が深まる。

レベル別|英文法の参考書の選び方

参考書選びは学習の成否を大きく左右します。現在のレベルに合ったものを1冊選ぶことが最重要です。

レベル状態の目安選ぶべき参考書の特徴
初級
偏差値〜45
be動詞・一般動詞の区別が怪しい。文型があやふや。 中学英語の復習から始められる、図解が多いもの
中級
偏差値45〜55
基礎は理解しているが、準動詞・仮定法が苦手 高校文法を体系的にカバーし、例文が豊富なもの
上級
偏差値55〜
一通りは理解しているが、難問や細かい識別で失点する 入試頻出事項に絞り、精度を上げるための問題集
💡 参考書選びの原則
  • 自分のレベルより「少し易しい」と感じるものを選ぶ(難しすぎると続かない)
  • 解説が充実していて「なぜそうなるか」が書かれているものを選ぶ
  • 書店で実際にページをめくって、読みやすいと感じたものを選ぶ
  • 一度選んだら、他が気になっても3周するまで浮気しない

英文法の勉強でよくある質問

英文法と英単語、どちらを先に勉強すべきですか?
並行して進めるのが理想ですが、最低限の単語(中学レベル)は先に確認しましょう。単語が全くわからないと例文を読んでも意味がとれず、文法の理解が進みません。高校英語の文法に入る前に中学単語約1200語を先に固めると、その後がスムーズです。
英文法は毎日どのくらい勉強すればいいですか?
量より継続が重要です。毎日30分を確実に続けることが、週末だけ3時間やるより効果的です。1日30〜45分を目安に、インプット(新しい項目の理解)と復習(前日までの確認)を組み合わせましょう。
英文法は何か月で一通り終わりますか?
毎日30〜45分の学習で、基礎〜標準レベルの文法を一通りカバーするには3〜5か月が目安です。ただし「一通り終わらせること」より「理解して使える項目を増やすこと」が目的なので、速さを追いすぎないことが大切です。
英文法を勉強しても長文が読めません。なぜですか?
文法の知識が「問題を解く知識」にとどまっていて、「文を読むスキル」になっていない可能性があります。文法を学んだら、実際の英文を読むなかでその文法を意識して探す練習(精読)が必要です。文法学習と並行して、短い英文の精読を習慣化しましょう。
📝 この記事のまとめ
  1. 英文法は「理屈の理解 → 音読 → 演習 → 復習」の4ステップで定着させる
  2. 勉強する順番は「文型→時制→助動詞→準動詞→関係詞→仮定法」が基本
  3. 成績が伸びない原因の多くは「暗記頼り」「アウトプット不足」「順番のミス」「復習なし」
  4. 参考書は1冊を3〜4周するまで浮気しないことが最短ルート
  5. 間隔反復(翌日・1週間後・1か月後)で記憶を長期定着させる
  6. わからなくなったら迷わず前のステップに戻ることが最終的な近道

英文法は正しい順番と方法で取り組めば、必ず身につきます。まず今日から1項目、ロードマップの最初の一歩を踏み出してみましょう。

スマホアプリも積極的に活用しましょう。

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